みなさん、センサリープレイ(Sensory Play)や、メシープレイ(Messy Play)ってご存知ですか?今回はみなと元町078保育園でさせていただいているMessy Playについて書かせていただきます。
英語教育に携わって約20年。保育士、幼稚園教員、小学校教員免許を持ち、教育の専門家として子どもの成長に寄り添い、英語教育を進めてきました。そんな私の英語教育がメインの、教育について書いてあるブログです。

☑ Messy Play ってなに?
☑ なんでMessy Playをするの?
こんな方に読んでいただきたいブログです。
Messy Playとは
「Messy(メッシー)」とは英語で“よごれる”という意味です。
Messy Playは、絵の具・粘土・小麦粉・寒天・水・土など、さまざまな素材に自由にふれる活動のことで、手でさわって、においをかいで、色や形の変化を楽しみながら、子どもが五感を使って楽しみます。

五感を使った遊びにはセンサリープレイやMontessori Sensorial Activitiesなど、いろんな名称があります。
日本の保育園でも感覚遊びなどという名前でこれまでもされてきた活動です。
私との活動は「ぐちゃぐちゃ遊び=Messy Play」とし、その季節、子ども達の興味関心、手に入れることのできた旬の素材などを取り入れてしていきたいと思います。
Messy Playには「きれいに作る」「うまくできる」といった正解はありません。
思いきり手を使ってこねたり、まぜたり、こぼしたりする中で、子どもたちは自分なりの発見や表現を重ねていきます。
Messy Playを通して育つ力
1. 感覚(五感)の発達
Messy Playでは、子どもの年齢や発達段階に合わせて、さまざまな素材を使います。
子どもたちは、その素材に直接手でふれ、目で見て、においを感じながら、五感をたっぷり使って活動に没頭します。
小麦粉のさらさらとした手ざわり、水のひんやりとした冷たさ。
それぞれの感触の違いに驚いたり、夢中になって混ぜたりする中で、子どもたちは自分の感じたことを確かめ、世界を少しずつ理解していきます。
こうした体を通した経験は、単なる遊びのように見えて、実はとても大切な学びです。
五感をバランスよく使うことで、脳の神経のつながりが豊かになり、感じる力・考える力・表現する力が育っていきます。
2. 想像力・創造力の育成
Messy Playは、正解のない自由な遊びです。
子どもたちは「こうしなければいけない」という決まりにしばられず、自分の思いつきやひらめきを大切にしながら、思い思いの世界をつくり出していきます。

たとえば、絵の具の色を混ぜながら「この色とこの色を合わせたらどうなるかな?」と考えたり、粘土をこねながら「この形にしたらおもしろいかも」と試してみたり。
こうした試行錯誤の中で、子どもたちは自然と想像力や創造力を働かせることを楽しむようになります。
また、「やってみたい」「もっと工夫してみよう」という気持ちが、探究的な思考や主体的に学ぶ力を育てます。
3. 手指の発達・運動能力の向上
Messy Playでは、「つまむ」「こねる」「混ぜる」「注ぐ」など、手や指をたくさん使う動作が自然に行われます。
これらの動きは、見た目には単純な遊びに見えますが、実は手指の筋肉や関節を細かく動かす練習になっており、子どもの微細運動(fine motor skills)の発達にとても大切です。

たとえば、粘土をこねたり、小麦粉を握ったり、水をカップに移したりする中で、指先の力加減や動かし方を少しずつ覚えていきます。
こうした感覚的な経験の積み重ねが、のちに「鉛筆を持って書く」「ハサミを使う」「お箸やスプーンを扱う」といった日常動作の基礎力につながっていきます。
また、両手を同時に使ったり、目で見て手を動かしたりする中で、目と手の協応(hand-eye coordination)も育まれます。
4. 言語表現力の発達
Messy Playでは、子どもたちが感じたことを自然に言葉で表現する機会がたくさん生まれます。
スライムを触って「ぬるぬるしてる!」、水をさわって「つめたいね!」、絵の具を混ぜながら「きれいな色になった!」など、遊びの中で自分の感じたことを声に出す場面が多く見られます。

こうした五感を通した体験は、単なる感想の言葉にとどまらず、子どもが自分の感情や発見を言葉で伝える力を育てます。
実際に手でふれ、見て、においを感じたリアルな体験だからこそ、「どんな感触?」「どんなにおい?」と尋ねることで、語彙や表現がどんどん広がっていきます。
また、友だちや保育者とやり取りする中で、「これ見て!」「一緒にやろう!」といったコミュニケーションの力も育まれます。
Messy Playは、体験を言葉につなげることで、語彙力・表現力・伝える力を自然に伸ばしていく活動です。
5. 感情のコントロール・自己表現
Messy Playは、「うまくできた」「きれいに作れた」といった結果を求めない、失敗のない遊びです。

思い通りに形にならなくても、色が混ざって予定と違っても、それがそのまま「いいね!」と受け入れられるのがMessy Playの魅力です。
このような体験を通して、子どもたちは「うまくいかなくても大丈夫」「自分のやり方でいいんだ」と感じることができ、自己肯定感や情緒の安定が育まれます。
また、Messy Playは子どもにとっての安心できる自己表現の場でもあります。
手でこねたり、色を重ねたり、素材を思いきり散らかしたりする中で、言葉にならない気持ちを自由に表すことができます。
楽しい、うれしい、ちょっと怒った、そんな感情を安全な形で外に出すことができるのです。
6. 社会性・協調性の発達
Messy Playでは、友だちと一緒に同じ素材を使って遊ぶことが多くあります。
その中で、順番を待つ・道具を分け合う・相手の話を聞くといった、社会の中で生きていくうえで大切な社会的スキルを自然に学ぶことができます。

また、「それいいね」「ぼくもやってみたい」と声をかけ合いながら遊ぶことで、相手を思いやる気持ちや協調性も育っていきます。
同じ素材を使っても、子どもによって表現の仕方がまったく違います。
友だちの発想や工夫にふれることで、「そんなやり方もあるんだ!」と驚いたり、新しいことに挑戦したりする思考の柔軟性も身につきます。
一緒に考え、助け合いながら遊ぶ体験を通して、子どもたちは人と関わる喜びや、自分も仲間の一員であるという安心感を感じるようになります。
7. 探究心・科学的思考の芽生え
子ども達は活動の中で、身の回りに起こる“ふしぎ”を体験的に学ぶことができます。

たとえば、絵の具の色を混ぜると新しい色ができたり、水を加えると小麦粉の感触が変わったり。
そんな変化を目の当たりにして、「あれ?」「どうしてこうなるんだろう?」といった探究心や科学的な興味が自然に芽生えます。
Messy Playは、教えられて学ぶのではなく、自分の手で確かめながら発見する活動です。
この「試してみたい」「もう一度やってみよう」という気持ちは、後の理科的思考や問題解決力の土台になります。
また、予想したり、結果を比べたりする中で、観察する力や考える力も育っていきます。
まとめ
このように、子ども達はMessy Playを通して、これからの成長にとても大事な土台を作ることができます。
みなと元町078保育園では、月に4回の英語の活動時間を設け、そのうち2回をこのMessy Playにあてています。
これまでの活動の中でもすでに成長がたくさん見ることができたので、その様子をまたブログに書かせていただきます♪
お知らせ
Kobe Kids Baseでは、探究学習、STEAM×英語、アウトドア学習の3本柱で、子ども達にグローバルな視点を持てるよう教育を提供しております。
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