世界の教育って日本と比べてどうなん?

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英語教育に携わって約20年。保育士、幼稚園教員、小学校教員免許を持ち、教育の専門家として子どもの成長に寄り添い、英語教育を進めてきました。そんな私の英語教育がメインの、教育について書いてあるブログです。

前回は「日本の教育」について書かせていただきました。
まだの方はこちら呼んで下さいね↓↓

では、日本の教育と比較して「世界の教育」事情はどうなんでしょう??

今の教育で世界一と言われているオランダについて今回は書きました。


本当はいろんな国のことを書こうと思ったのですが、オランダについて書くだけですごいボリューム(笑)

☑ 日本の教育に疑問を持っている。

☑ 海外の教育が素晴らしい!!と思っている。

☑ オランダの教育ってどんな感じ?

そんな方に読んでいただきたいブログです。

ただし、ここからの内容は私が学んだ知識と、友人から聞いたこと、そして私の個人的な感覚や意見も含まれているので、それを踏まえた上で読み進めてくださいね。

オランダの教育

オランダの教育は「世界一」と呼ばれるほど世界から認められています。

オランダの子ども達は幸福度が高く、自由度が高いのが特徴です。

オランダの教育

オランダの教育は自由度が高く、子ども達の意見や意思を大切にする、幼いころから民主主義な教育を受けています。
(オランダで多く取り入れられているイエナプランについてはまた別でブログを書かせていただきますね。)

公立も私立も授業料が無償で、経済的に差があまりないそうです。
校区がなく、自分で選ぶことができます。
実際、行きたい学校への通学するため、片道何十分もかけて保護者が送迎することもあるそうです。

宿題やテストがないところが多い。

そして小学校6年生になるとアカデミック系か、技術系の進路を選択し、全国テストを受けるそうです。

小学生の間から留年制度があり、授業が分からない子は理解できるまで授業を受けることができます。
履修制ではなく、習得制ですね。

このような自由性の背景には、「移民」があります。
移民の割合が多いと、ベースがバラバラです。

例えば、日本であれば小学校入学時にはほとんどの子が同じ「日本語」と言う言語でコミュニケーションが取れ、今ではほとんどの子がひらがなの読み書きがある程度でき、ご飯も同じようなごはんを食べることができます。

ルーツの違う子が多い場合、そもそものベースが違うので、個人個人に合わせた教育が必要になります。

オランダの教育が今一番だと注目されるのは、世界全体が「多様化」を重要視するようになってきてるからかもしれませんね。

オランダの友人の話

オランダの大学で勤めている先生の友人がいます。

オランダの教育の話を聞くと、もちろんいいところも多いオランダですが、課題もあると聞きました。

そもそも「選択肢が多いことはいい」のかどうか。

ここまで読んでくださった皆さんには、自分が6年生だったころを思い出してみてください。
(私は究極にバカだったころかも…(笑))

そんな時期に自分の将来をしっかりと考えて選択することができるでしょうか。

結局は親の選択だったり、家庭環境による選択になるのは想像できますよね。

途中でコースを変更することは可能だそうですが、そこまで専門的なことを学んだ子の中に加わるのは難しいですよね。

そして、学校の選択ができると、同じような教育方針や家庭環境の子が集まります。
そうすると、多様な価値観に触れる機会が少なくなってしまいます。
「多様性」に対応するための教育環境が、「反多様化」になってしまうという・・・。

日本に導入できるか(個人的な意見)

現代の日本で、すぐにオランダの教育を丸ごと導入は難しいですね。
大きな壁は下の2つ。
・留年制度を私たち保護者が受け入れられない。
・送迎ができない。

私は小学生の頃に算数で躓きました。
足し算、引き算に苦戦しているのに、どんどん先に進んでいくので、新しい単元も理解できませんでした。
「履修制」では私のような子はどんどんおいていかれます。
だから「習得制」には賛成です。
ただ、「習得制」を心のざわつきなく受け容れられる保護者は少ないと思います。

この「習得制」ですが、成果も証明されており、日本の学校でも少しずつ取り入れる動きが出てきています。
神戸の学校でも取り入れるとうわさがあるので、近い将来日本の学校も「習得制」になるかもしれないと、私たち保護者サイドが心の準備をしておく必要があるかもしれません。

送迎ができない。

共働きが増えている日本で、送迎問題はかなり大きいですよね。
実は諸外国では送迎はあたりまえで、逆に子ども達が一人で歩く事に海外の方からはビックリされます。

海外の多くの国では子どもが一人で歩くことも家に留守番することももほぼありません。

その代わり、日本に比べて会社の出勤体制にも国がいろいろ保証している国も多かったり、ベビーシッターなども多くの家庭が利用している感覚です。

つまり、今の日本の制度や社会の感覚で校区をなくして自由制にしてしまうと・・・
・家庭の教育環境に大きく左右される。
・母親の仕事が増え、女性の社会参加のハードルがまた上がる。

まとめ

今の日本の教育はオランダの教育から学ぶことはたくさんありそうですよね。
ただ、いいところばかりではないこともお分かりいただけましたでしょうか。

「教育」って、単体で作られるのではなくて、経済状況、社会制度、家庭環境、価値観、本当にいろんなものが絡み合ってできています。

なので、まずは日本人の私たちが日本の教育のいいところを認める前提で、他の国の教育を参考に、アップデートしていく必要があると思っています。

次は北欧系の教育について書こうかと思います。
お楽しみに!!

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