英語教育に携わって約20年。保育士、幼稚園教員、小学校教員免許を持ち、教育の専門家として子どもの成長に寄り添い、英語教育を進めてきました。そんな私の英語教育がメインの、教育について書いてあるブログです。
中学の英語教育はどうな感じかなぁ?と思って教科書を見てたんですけど・・・。
ヤバイです。
☑ 中学の英語教育ってどんな感じ?
☑ やばいって、どんな風にヤバイの?
と、思った方に読んでいただきたいブログです。
何がヤバイ?
求めるレベルが急に高い。
小学校の英語教育は「外国語に親しみ、コミュニケーション能力を養うこと。また、異文化理解を深め、グローバル社会で活躍できる人材を育てること。」です。
素晴らしい目標ですねぇ。
小学校での英語の授業ではゲームや歌を中心に英語を楽しむことを重要視しています。

それが急に中学校に入ると10個、20個の単語を渡され、スペルを覚えてくるように言われます。
私が中学校の時に思ったのがまず日本語が難しい(笑)
小学生から進学して、急に「訪れる」、「尋ねる」など、日常的に使うことのない言葉を日本語と英語と両方覚えないといけなかったのを覚えています。
三単現のsや動詞の原形、Be動詞など、文法の説明もまず日本語がちんぷんかんぷんでした(笑)
(なので、英語学習であっても日本語学習、本読みが大切なのはそういうところです。)
小学校での英語教育
先程も書きましたが、小学校の英語教育は「外国語に親しみ、コミュニケーション能力を養うこと。また、異文化理解を深め、グローバル社会で活躍できる人材を育てること。」です。
ただ、3・4年生で週に1コマ、5・6年生で週に2コマ。
日本人の先生と外国人の先生の二人で35~40人の生徒を対応します。
英語の話せない日本人の先生と、教育について学んでいない英語が話せる外国人の先生と、子どもたちとゲームをしたり楽しんでいます。
最近、ALTの先生方と交流があるのですが、本当にいい先生ばかりでびっくりしました。
やる気もあふれる先生も多いです。
英語を教えてる日本人の先生も、本当に多忙の中、子どもたちのため試行錯誤されています。
先生が悪いとか、そういうことではありません。
ただ、週に1、2時間、英語を専門にしていない先生が教えて、二人の先生が35~40人の生徒を対応して、「外国語に親しみ、コミュニケーション能力を養うこと。また、異文化理解を深め、グローバル社会で活躍できる人材を育てること。」という目標を達成できるのでしょうか・・・。
中学でどのレベルが求められる?
中学までに↓のことができるようになってると思われています。
・アルファベット
・数字、序数
・季節、月、曜日
・教科
・簡単な日常会話
などなど。
「聞く、話す、読む、書く」の4技能をバランスよく学んでいることが前提。

もちろん、学校や先生によっても単語を知ってたらOK、読めたらOK、スペルも間違わずに書けないといけないなど、基準は多少変わると思います。
ですが、中間テスト、期末テストとすぐにテストでスペルや文法が問われるのは確実。
という事は、少なくともこの辺りの単語は「聞いて、話せて、読めて、書ける」レベルにまでしておく必要がありそうです。
楽しみ、慣れ親しんだらOKだったのが急に細かいことまで答えられる必要があります。
その差が大きければ大きいほど子どもにとっては負担になるので、英語嫌いが増えるのも当たり前ですよね。
それまでにできること
私が英語教育をしているのも、子ども達に英語が好きになってほしい。
英語ができるからこそ見える世界を見てほしい。
だからこのギャップで英語を嫌いになってほしくない!
という事で、それまでにできることをシェアさせていただきますね。
小学校低学年まで
・英語のシャワーをたくさん浴びる
・英語を使うことへの抵抗をなくす
この時期に「書く」は重視してしまうと英語嫌いになるので、書きたい子だけ。
それよりも「耳」を育てること、「英語が楽しい」と思う気持ちを育てることを一番大切にしてあげます。
前にブログにも書きましたが、この頃の英語の先生選びは慎重にしてあげてくださいね。
英語を教える技術も大切ですが、子どもの心を大切にできる先生を見つけてあげて下さい。
神戸にお住まいの方はぜひKobe Kids Baseへ♪
小学校高学年
・読みを強化
この時期は少し中だるみの時期になることが多いです。
今まで発音がきれいだった子も恥ずかしさが出て、日本語英語になることも。
そんな時には無理強いせず、読みを強化してあげます。
今まで感覚だけでできていたことも、少しずつ頭を使って整理してあげることもいいですね。
「聞く、話す、読む、書く」の中で一度定着すると落ちにくい能力が「読む」力。
ここをしっかりと整理してあげることで、日本語英語になっても、ゆくゆく本人の意識で発音も戻ってきます。
そして読み方のルール等がわかると、スペルを覚えるのも楽になります。
例えば、「oo」だと、オーではなく、ウーや、ウッのような発音になります。
それを知ってると、「book」や、「pool」が読めたり書けたりしますよね。
6年生後半
・書く練習
今回はここを重要視してほしいという話。
小学校の英語のねらいは「英語に親しみを持ち、楽しむこと」だったのが、急にテストでスペルや細かい文法もチェックされ、点数が出されます。
今まで「英語が楽しい!」と思っていた子どもたちも急に「実は私英語苦手かも・・・。」と思う子も出てきます。
この時期から少しずつ4線の上に書くこと、スペルを覚えることを重要視していきます。
日本語が話せる日本人が国語のテストで点数が取れないのとおなじで、英語でコミュニケーションが取れる、英語が楽しいと思っている子でも適切な対策をしなければ英語のテストで点数が取れず、「英語嫌い」になってしまうので、要注意です。
英語ができる=英語の点数が取れるとは違うということを親の私たちがしっかりと理解してあげ、子どもたちの気持ちのフォローをしてあげることも大切ですね。
まとめ
私は子ども達には、英語のテストで点数を取ってほしいよりも、英語が話せることで見える世界を見てほしい。
これが本音です。
でも、英語のテストが取れないから英語が嫌いになってしまうことも事実。
だから中学に入って英語が嫌いになってしまう子が少しでも減るお手伝いが出来たら嬉しいです。
お知らせ
Kobe Kids Baseでは、探究学習、STEAM×英語、アウトドア学習の3本柱で、子ども達にグローバルな視点を持てるよう教育を提供しております。
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